2017年3月3日金曜日

骨折を早く治すには。

骨にひびが入っていたのに気付かなかったというのは割とよくあるのか、私もそうでしたが、友人でもいました。
スキー場で転んだときに肋骨にひびが入っているのに気付かず、呼吸をすると痛いという状態が続いたので、最初に訪れたのは内科の病院で、そこで発見されてわかったのでした。

打撲や捻挫に見える場合、実は骨にひびが入っていることがありますので、できるだけ早く病院に行ってくださいね。
また、バキッと折れるような骨折については、すぐに体調が悪くなるので病院に行くことになると思いますが、はくり骨折といって骨の表面が、じん帯などの組織に引っ張られてはがれていくような骨折では、気づくのが遅くなります。
はく離骨折は体をねじる動作のある運動で、長く使っていて疲労の結果起きることが多いようです。 特にあまり若くない方で、ゴルフ、ダンス、バレエ、スノボ、テニス、バドミントンなどをされる方は気をつけて下さい。


<骨折を早く治すのはまず通院>
早く病院に行ってくださいとしつこく言いましたが、実は骨折を早く治す一番の方法は、「折れたらすぐにくっつける」ことなんだそうです。
骨にひびが入っている場合も同様、すぐに密着させることです。
 折れた部分、割れた部分は体の「治そう」という働きが直後から始まりますので、割れたり折れたりしたまま治ってしまうと、別々の組織になってしまうので、くっつかなくなるのだそうです。
イメージ的に例えて言うと、2つの木片をくっつけようとした時、それぞれに接着剤を塗ってすぐに密着させるとお互いくっつきますが、接着剤が乾いてしまってからではくっつきませんよね。そんな感じです。
また、片方だけ治ってしまって片方だけ治らないという状態でくっつけると、その部分が弱くなってしまいます。


すぐに病院に行ける場合も行けない場合も、最初にすべきことはとにかくアイシングです。
徹底的に冷やして、できれば保冷剤みたいなもので、1日中冷やしておくのが良いです。
しつこいですが病院にいけるなら、冷やしつつ病院にいき、固定してもらってから改めて冷やす方が、治りが早いのですが・・・・・・。
なぜかというと、炎症が起きているときは治ろうとする働きも強いから、そのタイミングで正しい位置にしっかりと固定してもらうのがベストなんです。

ちなみに「骨折の治療や固定は痛い」と聞いたことがあるかもしれませんが、まだ痛くてしょうがないタイミングで整復をするので、痛いのも当然です。
完全に治ってしまってからではくっつきませんから。


<骨折は通院した方が早く安く治る>
犬の例で恐縮ですが、友人の飼っていた犬は、保健所から引き取った子でした。
この子は最初の通院で、放置されていた骨折が見つかり、大学病院で手術をすることになりました。
大学病院では外科手術でもう一度骨を切り取って、再癒合(改めてくっつける)させ、さらに癒合部分を強くするために、他の部分の骨を持ってきて支持させるというすごい手術をすることになったそうです。
それで50万円ほどかかったそうですが、人間が同じ手術をしたら、無保険ではこんな金額ではすみません。少なくとも2倍はかかると思います。
ですから、骨折の場合は、例え金欠でも、早く病院に行った方が結果的に早く安く治ります。

さて、病院に行って固定してもらったら、その後24時間はできるだけ冷やしておいてください。
血液にはたんぱく質がたくさん含まれていて、周囲の組織もたんぱく質ですが、たんぱく質は冷やすトロリとしてきます。ゼラチン液とゼリーみたいなものです。
そして、血液がとろりとすると、固まりやすくなる=傷がふさがりやすくなる=治りやすくなる ということなんですね。

ただ、大きな骨をバキッとやってしまった時は、内出血の量がすごく多くなるので、血液がとろりとするどころか血栓になってしまうこともあるんだそうです。
こうなると命に係わるのですが、まぁ普通の人は大きな骨を折ったら自力で治せないので心配いらないかも(笑)。場合によっては救急車で担ぎこまれますし。

ただ、変に我慢強い人はかえって良くないかもしれません。
 ケガを早く治すと言っても骨折だけは本当に別物なのですが、治療を受けてからは他のケガと一緒で、安静・食事・代謝・リハビリを順序を追って充実させることです。


<骨折を早く治すケア>
骨折の場合、早く治すための栄養というとすぐ「カルシウム!」と思いつく方が多いと思いますが、それはそれで正しいのですけれど、摂り方の工夫も大切です。
カルシウムだから牛乳をたくさんとろう、カルシウムを骨に定着させるためにビタミンDが含まれている椎茸をたくさん摂ろう、と思っても、この2つを一度の料理で食べるのはなかなか難しいですよね。

骨折を早く治すのは ・カルシウム、リン(できれば) ・ビタミンD それに周辺組織や骨の中の修復のために ・たんぱく質 ・鉄分 ・ビタミンE、B群 などが必要になります。
ややこしい食事の用意はできないよ・・・と悩まれている方には

・たんぱく質のパウダーを牛乳に溶かして飲むこと
・それに鉄もカルシウムもリンも含まれているマルチミネラルを必ず摂ること
・さらにビタミンB群とEをとること

をお勧めします。 鉄・カルシウム・リンなどミネラルバランスを食事で考えて摂るのはものすごく難しく、栄養士さんを頼まないと厳しいくらいです。ですので、すぐにできるのはマルチミネラルをとることなんです。 たんぱく質のパウダーはプロティンでもコラーゲンでも大丈夫です。ただし、アミノ酸飲料やアミノ酸サプリでは少なすぎます。

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<骨折を早く治す生活の工夫>
患部に限らず手足などでかまわないので、こまめに太陽に当たるようにしましょう。
体の中でビタミンDが合成されやすくなるので、骨折の回復を助けます。
日焼けする程でなくても大丈夫ですし、曇りの日でも大丈夫です。

腫れが引いて内出血がそれ以上広がらなくなったら、今度は血行が良くなるように、冷やさず温めることに努めてください。
温かくなり、血の巡りが良くなり、代謝が良くなることで、早く回復します。
足などはギブスをしている時にお風呂に入って温めるのは難しいので、貼るカイロとかレッグウォーマーなどをじょうずに利用してください。

同時に、患部を固定した状態でできる運動を行ってください。
足を骨折したら、腹筋背筋。 
腕を骨折したらランニング、といった具合です。
運動は血流を促進するだけでなく、成長ホルモンの分泌を高めて、けがの治りを早くします。
テニスやサッカー、野球などの場合、利き手・利き足をケガした場合、反対側の手足をトレーニングすることで、全体としてケガをする前よりもパフォーマンスをあげられる可能性もあります。
ケガをした時間を無駄にしないで、この時間を有効に使って、さらに鍛え上げていきましょう!


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